これからの未来の家造り

2022年、新しい年が始まりました。今年も宜しくお願い致します。すでに一週間が過ぎ、明日は成人の日です。1年、1年、とてつもなく早く過ぎていく気がしている今日この頃です。一昨年から世界はコロナ禍となり昨年はウッドショックでの木材の価格高騰など住宅業界全体が困難に直面し変革、進化を迫られる年になりました。大きな住宅メーカー、工務店、個人の大工さんに関わらず、前川建築も同じく今出来ることはスピード感をもって整えてきたつもりです。勿論、HPではモデルハウスのバーチャル見学やZOOMを使ってのリモートでのご面談など。(恥ずかしながら51歳の私は営業の松島にサポートしてもらいながら(^_^;))

そんな中で以前にも一度、「ウッドショック」の記事をコラムに挙げましたが日本国内の住宅に使われている構造用木材の約7割程度を米国、欧州材で輸入に依存しています。大きな貨物船のコストや燃料費と燃料を燃やすことで二酸化炭素の排出も抑えられません。昨年から持続可能な社会(開発)を目指す取り組みとしてSDGsが飛躍的に周知されるようになり、前川建築も住宅生産者としてよりサスティナブルな住まいづくりに取り組みたいと考えています。2022年からの目標は一早く外国産の木材の利用を抑え、地産地消の考え方に基づき国産材または富山県産材利用へシフトする目標とします。そこで早速、計画を進めるにあたり木材の協力業者である(株)ウッドリンク様の協力で国産材、富山県産材の流通、製材、加工工場の視察をさせて頂く事になりました。

土場では北陸、東海地域から木材が集められ、ものすごい大量の材木がストックされています。

ウッドリンク様では最新の製材機での加工、南砺市の野村木材様では県産材の強度や床板や化粧板の加工などの柔軟な対応が出来ることなど説明を聞いてきました。いずれの製材工場もこれから先の国産材、県産材の需要の拡大に大きな期待が感じられます。富山県内での住宅会社では現在、国産材、県産材だけで家づくりをしている会社は限りなく少ないのが実態です。前川建築では日本の家造りは日本の風土で育った木を使って建てることが理想であると考えます。コロナ禍がきっかけとなった現在も続きているウッドショックでの木材の価格高騰で不安定な供給を回避し安定的な価格と供給を実現し更には持続可能な社会(開発)でよりサスティナブルな住まい造りを進めて行きます。これからの前川建築に期待してください。

専務取締役

茶木 均Hitoshi Chaki

少年の心を持ったおじさんが時には真面目に、時には遊び心満載でつぶやきます。

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