独り言コラム① 増税による影響について

いきなりですが、これから住宅を検討、計画される皆さんにお伝えしたいことがあります。まぁ、なんというか一人の住宅アドバイザーがボソッと独り言、言ってる感じで軽く流してください(‘ω’)

何の話かというと消費税の増税です。現行8%から10%。
いつから?
2019年10月1日から。
ほんとかどうかまだ…。
先延ばしも以前にありましたし。

でも一応は決定です。
新築住宅は契約から着工、完成まで時間がかかるので特例措置として2019年3月末日までに契約すれば、仮に完成が遅れて10月に間に合わなくても8%が適用されます。

仮に20,000,000円の住宅では8%は1,600,000円、10%なら2,000,000円。400,000円も違うので、やはりここは是が非でも8%に間に合わせたいところです。

そんなことは多くの皆さんはご存知だと思います。何も私はこのことをブツブツ言っているんじゃありません(‘ω’)

本題はここから。
住宅資材の業界から工務店移り、この業界に永くいると色んなことが見えてきます。

さっき言っていた契約の〆切は2019年3月末日…
となると契約に至るまで時間がかかりますよね。
まず会社をいくつも検討してプラン図面を依頼して打ち合わせを重ねて金額に納得して契約です。
ですので中には1年くらいかかる方も(*_*;。
ということは、1年前にあたる来年2018年3月ごろから皆さん活動されると思います。
早いものでゆっくりもしていられないかもしれませんね。
中には1年かけずに数か月で契約してすぐさま基礎工事(着工)進まれる方もいらっしゃるのかな。
ってことは俗にいう「駆け込み需要」の始まりです(;’∀’)

住宅に使われる資材全般に限らず経済は需要と供給の上に成り立っていて、需要が拡大する=資材が高くなる、駆け込み需要ならもっと高くなる、さらに資材メーカーの生産が間に合わない→「欠品、品薄状態」。
最悪の場合は使う材料、希望する材料の仕様変更など検討しなけばならない…など思いもしない事態になることも懸念されます。

ずいぶん昔ですが消費税3%から5%になる前の駆け込み需要のころ私は木材・建材販売会社で働いていました。倉庫係で配達から営業部門に上がりたて(#^^#)
当時の増税の頃は木材の柱が2割も上がる、断熱材が1割、石膏ボードは欠品品薄状態、構造に使われる合板も2割以上の値上げになって、当時業界は好景気。
でも逆に住宅購入される方への負担は大きなものになっていたんですね。
増税前には間にあっても駆け込みによる「コストアップ」には間に合わず契約される金額は高くなるケースが多くなってしまっていたのではないかと想像してしまいます(T_T)
一般消費者の方々は毎日買うものや頻繁に使うものなら値段に敏感になりますが住宅の細かな資材の値段は普段から見る機会も無く、ましてや初めて見るものばかりだと思います。そういった数多くの資材で作られるもので一つ一つの値段が高騰していることには、初めて見る「見積書の金額」に気が付かないかもしれません。知らないで損をしているかも。

だとしたら「善は急げ」はこのためにある言葉かもしれないし早く動くことに越したことはありません。
いい会社が見つかったらご自分のペースで少し早めに住まいの計画をすすめてみてはどうでしょうか。目安は駆け込みの始まりそうな来年の春ごろにはすでに契約済ませておくことかもしれません。
残暑厳しい今から会社選びをしてみては(#^^#)

色んな考え方があります。一人のアドバイザーの戯言でした(‘ω’)

 

専務取締役

茶木 均Hitoshi Chaki

少年の心を持ったおじさんが時には真面目に、時には遊び心満載でつぶやきます。

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