新築工事は基礎工事が終わると次は上棟です。一般的には「たちまい」とも言われます。上棟とはたくさんの大工さんが土台、柱、梁や桁を組んでいき、家の一番高いところの屋根に掛かる材木「棟木」が組まれることを言います。文字通りに「棟木が上がった」状態を「上棟」と言い作業を終えたその日の最後に「上棟祭」を行います。上棟祭では大工の棟梁が祝詞と読み上げ、お客様の家内繁栄と工事の安全を祈願します。その時に必ず必要な神祭用具として「御幣ごへい」です。前川建築ではこの御幣にお客様のお名前を毛筆書きで用意しています。いつも書いてもらっているのは設計アシスタント兼広報担当の河岸さんです。彼女は僕の見る限り会社で一番忙しい、オールラウンドプレーヤー。そんな多忙な彼女は持ち前の集中力で出来栄えは天下一品!多分、富山県内の数ある住宅会社の中で毛筆書きの御幣の仕上げは一等賞だと評価しています。
いつの間にか河岸さんにお願いするようになった毛筆書きの御幣。一棟一棟、「丁寧な仕事」は住宅の中だけではなく、こうした周辺の事も含めて取り組む事はとてもいい事だと河岸さんの書かれた御幣をみて感じました。
明日は富山市下大久保で上棟します。安全作業でいい天気になることを願っています(^-^)