疑問、不安を「納得、安心」に

 

9月15日(日)は1日限りの「建築途中の見学会」を開催しました。建築途中の見学会、いわば構造見学会です。

これから住宅の計画を始められるお客様に知ってもらいたい、とても大切なこと「性能」の部分の見学会。

設計プラン、デザイン、コスト(金額)、会社(イメージ)・・・それらは全て目に見える部分ですが、家のもう一面の大事なものは「性能」です。
夏涼しく、冬暖かく1年を通して快適に暮らせる省エネ性能、また結露や化学物質、カビなどの解決を図る健康性能、合わせて湿気湿度が高い富山県では特に壁体結露からなる構造躯体の蒸れや腐れを回避する高耐久性能。

これら3つの「性能」は目に見えないものとして建てたあとから住み心地として感じる部分になります。これを知らずに建ててしまうとひょっとして後悔してしまうことになるかもしれません。 前川建築では性能の部分を「通気断熱WB工法」と地震に強い「プレウォール構造」で性能を「安心」に変えています。

 通気構造により北陸型木の住まいに対応していること、湿気をこもらせない通気経路など矢印を使って分かりやすく説明しています。併せてWB工法では室内の結露の原因となる湿気と化学物質は室内壁の透湿させることで24時間の計画換気に頼らずに居室の空気環境を整える仕組みをわかりやすく説明しています。

 

 

プレウォール構造」のコーナーでは、地震に耐える構造、パネルの説明です。かつて熊本地震では震度7が2度も起こり、その後震度6が数回起きたことを踏まえ、地震で倒壊しない、大きな地震が来ても長く住み続けることの出来る家の構造を分かりやすく説明しています。

 

 

工事の途中なので据え付けを終えたばかりのシステムバスも説明しています。システムバスはタカラスタンダードを標準採用としています。性能面では何よりもお手入れ性能NO1素材の琺瑯(ホーロー)です。カビが生えにくく金属壁である為に保温性が格段に高く床下は地震にも強いフレーム構造になっていることを説明しています。

 

 

断熱材の加工には細心の注意をはらって施工していること、特に屋根の断熱は夏の太陽からの熱や冬の積雪からの冷却が直接影響を受ける部分です。構造躯体の伸縮、断熱材の伸縮も考慮した施工を説明しています。また下地に至る部分まで完成したら見えなくなる部分も説明します。

 

 

この建築途中の見学会では完成したら見えなくなる部分をすべてお見せしてこれから住まいの計画を始められる方々の疑問や不安を「納得、安心」して進めてもらえるよう企画したものです。いつもは年に1度しか行いませんがご希望があれば、事前にご予約頂ければご見学できますので、お気軽にご連絡ください。

専務取締役

茶木 均Hitoshi Chaki

少年の心を持ったおじさんが時には真面目に、時には遊び心満載でつぶやきます。

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