コラム TVを観ていて感じたこと

新型コロナが拡がりステイホームや在宅勤務が普及、定着した感があります。

そんなご時世で最近テレビを観ていてちょっと、気になったことがあって久しぶりに投稿してみました。

 

「ステイホームや在宅勤務で家にいることが多くなり水道代や電気代が随分と高くなった。さらにこれから梅雨が明け、夏本番になるとエアコン代がもっと心配で・・・」という話題をテレビで何度か見かけるようになりました。

新型コロナウィルス対策で換気もしたいし、エアコンは効率よく、節約もしたいし・・・一体どーしたらいいの???って番組です。

 

エアコン自体はほとんどのメーカーに換気機能はありません。冷たい風は下から吹き出し床や壁にぶつかって天井からエアコン上部の吸気口へ戻ります。気流は室内の空気をただ循環させているだけ。(※ダイキンからは最新型で換気のできるものが今年発売されたようですが)

放送ではコロナウィルス対策として「換気」を目的として窓ガラスは明けて室内のドアは解放して風通しを良く換気をしながらエアコンを使ってみてはどうだろう?!

当然ですがこんなおかしなエアコンの使い方聞いたこともなく、1時間もしないうち設定温度以上に室温はグンと上がり消費電力は25%以上上昇してしまいます。テレビの解説者やコメンテーターは「お空にお金をぶちまけてるようなものだ!」なんて馬鹿げた言葉も出るくらいでした。

テレビ的にはウィルス対策という観点からの内容なので、最後のまとめでは1時間~2時間に1度、5分程度換気をすれば十分ですよ、という結論に至りました。なるほど。

 

でも僕がテレビを観る視点はというと、ちょっと違います。

住まいの換気はもともと建築法の義務として取り付いている「24時間の計画換気」があります。テレビではまるで知らないかのごとく換気、換気とうたっています。換気の義務化で24時間、常に換気されていて2時間に1回のペースで家中の空気が入れ替わっているという定義がテレビでは無視されています。換気の仕組みが備わっていることがこんなにも知られていないということに正直、驚いてしまいます。

本当に問題なのは「24時間の換気の義務化」で1日に12回も空気が入れ替わっている室内で夏場のエアコンが「換気の義務化」で外に排気され、お空にお金をぶちまけていること、これは冬場も同じ、暖房費をお空にぶちまけている事です。では換気を止めればいいのかというとそうではありません。生活から発生する化学物質やほこりやカビ、湿気がこもってしまうので人は病気のリスクを背負うことになります。換気の義務化は人にとって必要なので義務としています。省エネで暮らすのか、健康に暮らすか?これはどちらもひとの暮らしに必要なことです。ではどうしたらいいのか??

前川建築で採用しているWB工法はこのテレビでうたっているようなおかしな矛盾を解決しています。壁には透湿性の高い壁紙を使い、人で言えば皮膚呼吸に相当します。そして透湿壁の奥にある構造部、特殊な通気層は人で言えば肺呼吸の働きです。室内の空気環境の良さは国土交通大臣認定を取得、健康省エネ住宅であることを評価されています。24時間の計画換気で強制的に換気をしなくてもエアコンが効率よく作動してくれる、WB工法は今の新型コロナウィルスの対策にも効果的であると考えます。興味がある方はご連絡下さい。通気断熱WB工法をご体感頂けます。

専務取締役

茶木 均Hitoshi Chaki

少年の心を持ったおじさんが時には真面目に、時には遊び心満載でつぶやきます。

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