HAIKEI 工事記録 ③ 国産材で建てる

2月10日、HAIKEIは待ちにまった上棟を迎えました。まず最初は2棟のHAIKEIの内、2階建ての建物の上棟です。もうしばらくしたら平屋のHAIKEIも上棟予定です。前川建築では昨年からお伝えしている通り、HAIKEIから構造材は全て「国産材」を採用していきます。  住宅業界では新型コロナウィルスの蔓延で昨年途中から構造材の中でも輸入材の梁や桁、屋根に使う木材や下地材の多くは入手が困難となりました。さらにはロシアとウクライナ情勢の影響もあり今までに経験したことのないほどの価格高騰を経験しました。よって国内の住宅会社の多くは輸入材から国産材に切り替える方向に転換するのではないかと言われてきました。ところが2023年、年が変わり輸入材の多くは順調に供給されるようになり、価格は高いながらも上昇することは無く安定していて落ち着いている様相です。 喉元過ぎればなんとやら・・・また以前のように輸入材の取り扱いが増えているように感じます。遠い国の材木にコストをかけて二酸化炭素の排出を続けながらではなく、前川建築では限りなく地産地消に近い考え方で輸送コストを軽減し二酸化炭素の排出を抑えて環境に配慮した家づくりに取り組んでいきたいと考えています。ようやくその一歩を踏み出しました。

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専務取締役

茶木 均Hitoshi Chaki

少年の心を持ったおじさんが時には真面目に、時には遊び心満載でつぶやきます。

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